【歯科ドックの理念】
市民と歯科医療に携わる人々が協力して、一生にわたる心身の健康に役立つ、理想的な歯科医療を実現する。歯科口腔疾患に対する予防意識を健診と教育指導を通して国民に周知する。
【歯科ドックの目的】
理念に基づき、歯科医療の原点に立ち、市民と連携しながら健康の確立を目標として、歯科を加えた新しい医療体系を構築する。口腔から全身を診る。また、全身から口腔を考えることである。歯科口腔疾患発症の要因を検査し、要因を除去することで予防を進め、疾患の早期発見により早期治療を可能にする。
この理念や目的にあるように、歯科ドックは病気を持った患者ではなく、健康な人を対象としている。歯科疾患と全身疾患の関連は数多く報告されており、全身の健康に口腔の健康が欠かせないことはもはや疑いようがない。
特に菌性病巣感染である、むし歯、歯周病などは、糖尿病、心内膜炎、リュウマチ性関節炎、掌蹠膿庖症と大きく関わっている。